サーファーの腰痛の原因とは?繰り返す痛みを予防するために知っておくべきポイント

サーフィンは全身を使うダイナミックなスポーツで、波に乗る爽快感や自然との一体感が魅力です。
しかしその一方で、特に腰への負担が大きいことでも知られています。パドリングやテイクオフ、ターンなど、サーフィンのあらゆる動作で腰を反らせたり、ねじったりするため、慢性的な腰痛に悩むサーファーは少なくありません。

当院にも、「サーフィンをすると腰が重くなる」「長く波に乗っていると腰が痛い」といったご相談を多くいただきます。

主な原因として🏄‍♂️

✔うつ伏せで背中を反らせたまま長時間パドリングすることによる腰椎への過度なストレス

✔背筋や腰まわりの筋肉の緊張や椎間板への圧力の増加

✔テイクオフ時の体をねじる動作による腰への負担

などがあげられます。

  • 反る動作
  • 広背筋の緊張

■ポイントは胸椎(背中のあたりの背骨)と股関節の柔軟性!

サーファーの腰痛を予防するためには、日頃から体幹トレーニングや柔軟性を高めるストレッチを習慣にすることがとても大切です。
特に意識してほしいのが、胸椎(背中のあたりの背骨)と股関節の柔軟性です。

サーフボードの上でうつ伏せになり、体を反らせてパドリングをするとき、胸椎の動きが硬いと背中で反れず、腰椎(腰の部分)だけで反ってしまうため、腰に大きな負担がかかります。
また、テイクオフの際やターン動作で体をねじるときに股関節が硬いと、腰の部分に過度なねじれが生じ、痛みや違和感の原因になります。

つまり、胸椎と股関節の柔軟性をしっかり保つことで、腰の負担を分散し、痛みの予防につながるのです。

次に、胸椎と股関節の動きをスムーズにする、おすすめの簡単エクササイズをご紹介します。

胸椎オススメエクササイズ

股関節オススメエクササイズ

サーフィン前後のストレッチや、普段の体操習慣に取り入れると効果的です。サーフィン用のラッシュガードやウェットスーツも、腰を冷やさないよう選びましょう。腰痛を軽視せず、正しいケアとトレーニングを取り入れることで、快適なサーフィンライフを長く楽しむことができます。

制作者プロフィール

制作者顔写真

名前▶橋本 高歩

資格▶柔道整復師、ピラティスインストラクター、

出身校▶日本体育大学医療専門学校(日体柔整専門学校)

経歴▶高校卒業後、東京の柔道整復師養成学校進学のため上京、横浜の接骨院勤務を経て平成16年に深沢接骨院を開業

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深沢接骨院